ブライスキャニオンの服装と持ち物
2つの気候と、長い座席時間に備えて荷造りしましょう。まだ暗いうちにストリップ地区を出て、昼前には標高2,400mを超えるリムに立ち、そのあと暖かいザイオンの峡谷へ下っていきます。この1日を台無しにする原因の多くは、合わない靴か、重ね着の足りない服装。どちらも前の晩に簡単に準備できます。
1日で2つの気候
ブライスのリムは標高2,400〜2,800mほど。日の出前に出てきたストリップ地区より、17°Cほど低いこともあります。冬は1日中氷点下のままのことも多く、11月ごろから4月ごろまでは地面に雪が残ります。夏の午後のリムは21〜28°Cほどになりますが、朝はやはりひんやりします。ザイオンはそれより約900m低く、7月には38°Cを超えることもあります。展望ポイントで震えていた、ほんの2時間ほどあとの話です。ですから、1日でいちばん寒い時間に合わせて服を用意し、暖かくなったら脱いでいきましょう。
公園をまわる順番によって、いちばん寒い時間帯も変わります。National Park Expressはふだんブライスに先に着きますが、Viatorの掲載ではザイオンが先になっていて、天候によって入れ替わることもあります。MarVit Toursは公園での時間をほぼ均等に分け、リムで2時間近く過ごしたあと、ザイオンでも同じくらいの時間をとります。月ごとの様子はブライスキャニオン日帰りツアーのベストシーズンで紹介しています。
持っていく価値のある重ね着
- 長袖のベースレイヤー。10月から5月まで、そして夏の朝も、ほかの服の下に着られる薄手のもの;
- フリースか薄手のダウンジャケット。6月〜8月以外の時期に「持ってくればよかった」といちばんよく言われるのがこれです。MarVitの持ち物リストでは、どの季節でもジャケットが挙がっています;
- レインジャケット。7月と8月は、台地の上で午後に雷を伴う雷雨があります。薄手のシェルなら軽く、吹きさらしの展望ポイントでは風よけにもなります;
- 冬は帽子と手袋。1月の朝、リムに吹く風はジーンズも素手も容赦なく突き抜けます;
- 夏はつば付きの帽子。MarVitのリストにも入っていて、ブライスよりもザイオンで欲しくなります。
分厚いコート1枚はやめておきましょう。薄手の服を2〜3枚重ねるほうが、暖かいバンと寒いリムの両方にうまく対応でき、日中暑くなったら小さなバッグにしまえます。
Navajo trailには滑りにくい靴を
バッグの中身のなかで、いちばんよく考えてほしいのが靴です。National Park Expressでは、ガイドがフードゥーの間のNavajo trailを短くジグザグに下る案内をしますが、このつづら折りは急で、足元も崩れやすくなっています。夏は砂ぼこり、冬は凍結していることもあります。掲載情報では歩きやすい靴をと求めていて、下りの途中でほかの参加者が転ぶのを見たという口コミもあります。MarVitのリストはもっと厳しく、ハイキングシューズかつま先の覆われた靴を指定しています。しっかりした溝のあるスニーカーなら、1年の大半は問題ありません。サンダルや、靴底のつるつるしたおしゃれスニーカーはやめておきましょう。
トレイルが凍っているときは、靴に着けるタイプの滑り止めがとても役立ちます。雪の予報が出ているなら、そもそもリムの下まで行くのかどうか、ガイドに聞いてみるのもいいでしょう。下った分はすべて、標高2,400mを超える場所で登り返すことになるのを忘れずに。そこでは肺が普段よりずっと頑張ることになります。トレイルの様子や傾斜についてはブライスの展望ポイントとフードゥーの谷歩きで紹介しています。

日差しのなかで食べて、飲んで
リムの空気は薄く乾いていて、自分で思うより早く水分が失われます。National Park Expressは1人2本の水を配り、追加の水を持ってくるよう求めています。MarVitは水が飲み放題で、立ち寄るたびに冷たいボトルがもらえたという口コミもあります。喉が渇く前に飲み、リムへの登り返しはゆっくりと。上に着いてふらっとしたら、無理に次の展望ポイントへ向かわず、座って水を飲みましょう。
2つのツアーでいちばん違うのが食事です。National Park Expressには、デリのターキーサンドイッチのボックスとグラノーラバーが含まれていて、フードゥーを見下ろしながらピクニックで食べます。予約後に連絡すれば、ベジタリアン向けをリクエストすることもできます。MarVitはランチが含まれず、食事を買える場所に立ち寄ります。そのためのカードか現金と、長い道中のための自分のおやつを持っていきましょう。日焼け止めとサングラスはどの月でも必需品です。標高が高いと日焼けが早く、リムに雪があれば照り返しも強くなります。ランチ代とチップを含めた総額はブライスキャニオン日帰りツアーの料金で計算しています。
ランチも水も用意済み
National Park Expressは、ブライスでのピクニック用のサンドイッチボックスと1人2本の水を用意してくれるので、自分の荷物は軽くて済みます。13時間の1日で、料金は約219ドルから。24時間前まで無料でキャンセルできます。
早朝出発のための書類と道具
- パスポートか身分証明書。National Park Expressから持参を求められます。16歳以上の海外からの旅行者は公園でも必要で、非居住者料金は各公園1人100ドル(または年間パス250ドル)です。どちらが安いかは入園料のガイドで計算しています;
- 充電器かモバイルバッテリー。National Park ExpressのSprinterにはWi-Fiがあり、たいていの人は予定よりずっとたくさん写真を撮ります;
- 酔い止めの薬。Red Canyonを抜ける道やザイオンへ向かう道は長いあいだ曲がりくねっていて、後ろの席ほどカーブのたびに揺られます;
- 小さな枕。いちばん早い送迎は朝4:40頃で、MarVitも自社のリストに枕を入れています。最初の休憩地St. Georgeまで、ずっと眠っていく参加者もたくさんいます;
- チップ用のお金。どちらのツアーにも含まれておらず、このルートのガイドはたいていチップを期待しています。
ホテルに置いていくもの
どちらの催行会社もアルコールは禁止です。National Park Expressは荷物を1人1個までとしていて、GetYourGuideの掲載ではプロ用カメラも持ち込めません。三脚や望遠レンズは部屋に置いていきましょう。スマートフォンで十分ですし、集合写真はガイドが撮ってくれます。MarVitはスーツケースや大きなバッグを一切受け付けないので、その朝ホテルをチェックアウトするつもりだった人は要注意です。どちらのバンでも、ひざの上に置ける小さなデイパックがちょうどいいサイズです。
ほかのツアーの荷造り
ブライスの近くで1泊してBryce Canyon Stargazingの観察会(約59ドルから)に参加するなら、7月でもいちばん暖かい服を持っていきましょう。1.5時間の観察会は、暗くなってから標高約2,400mで行われ、この高さではどの月でも夜は冷え込みます。ブランケットと温かい飲み物を用意してくれますが、ジャケットの代わりではなく、上に重ねてこそ役立つものです。弱点は、まず近くに泊まる必要があること。曇り空や明るい月で、暗い星がかき消されてしまうこともあります。泊まる場所は宿泊のページで紹介しています。
Jupiter Legendのザイオンツアー(約148ドルから)なら、荷物は正反対です。ブライスにはまったく行かないのがこのツアーの弱点で、寒いリムに備える必要はなく、夏の峡谷ではフリースよりもずっと先に日差し対策と多めの水が必要になります。12時間のなかで短いCanyon Overlook Trailを歩き、ザイオンの中でデリのランチを食べます。ブライスのツアーがザイオンで過ごす時間との比較はザイオンのガイドでどうぞ。
子ども連れなら着替えと多めのおやつが加わります。詳しくは家族旅行のガイドで。荷物やカメラ機材の多いグループは、自分たちだけのバンがどんなときに理にかなうのかを説明したプライベートツアーのガイドを読んでみてください。