ブライスに1泊するか、複数日のツアーにするか
ラスベガスからの日帰りツアーでは、昼間の光のなかでブライスに1.5〜2時間。多くの人にとってはそれで十分です。それでも、夜明けのフードゥーを見たかった、リムの下の周回コースを最後まで歩きたかった、と思いながら帰る人もいます。このガイドでは、公園の近くで1泊すると何が加わるのか、どこに泊まるのか、そこから出発する現地ツアー、そして私たちが見つけたラスベガス発の唯一の複数日ツアーを紹介します。
日帰りツアーで見られないもの
主要2ツアーはどちらも、ブライスを12〜14時間の周遊の立ち寄り先のひとつとして扱っています。National Park Express(約219ドルから)はランチを含めて約1.5時間、MarVit Tours(約229ドルから)は約2時間です。着くのは昼前か昼ごろで、太陽が高く、フードゥーのあいだの影は短くなっています。それでも雄大な眺めです。ただ、写真好きが語る時間帯(朝いちばんと夕方の最後の光)は、ラスベガスからのどの行程にも入っていませんし、夜も同じです。
朝いちばんの光と、暗い夜空
泊まる理由の定番は日の出です。Sunrise Pointや、標高約2,530mのBryce Pointから見ると、朝の最初の光がほんの数分で円形劇場を灰色からオレンジ色に変えていきます。寒さのなか、手にした温かい飲み物がありがたく感じられるはずです。日の入りはもっと穏やかで、トレイルを歩く1日にも組み込みやすい時間です。
そして空が暗くなります。ブライスは認定を受けたダークスカイパークで、どの街の明かりからも遠く、晴れて月のない夜には、アメリカ南西部でも指折りの暗い空が広がります。この標高では夏でも夜は冷えるので、朝のために持ってきたジャケットが夕食後にまた活躍します。
丸1日あれば長めのハイキングも
丸1日あれば、どのツアーも時間がとれないハイキングに挑戦できます。Sunrise PointからQueen's GardenとNavajo Loopをつなげると約4.8kmの散策になり、最後はリムまで約180mの登りです。メインの展望ポイントの北にあるFairyland Loopはもっと長く、たいていもっと静かです。公園道路を南へ約29km走ってRainbow Pointまで行き、帰り道でNatural Bridgeやほかの展望ポイントに立ち寄ることもできます。円形劇場の展望ポイントについては展望ポイントのガイドで詳しく紹介しています。
どこに泊まるか
宿の多くは、公園入口のすぐ外にホテルとレストランが小さく集まったBryce Canyon Cityにあります。Ruby's InnとBest Western Grandは、後で紹介する星空観察ツアーがシャトルの送迎場所として挙げているホテルの2つです。公園内のロッジに泊まれば、リムまで歩いてすぐです。
計画が必要なのは、どうやってそこへ行くかです。ラスベガスからブライスまでは約425km、車で片道およそ4時間で、日帰りツアーは全員をその日の夜のうちにストリップ地区まで送り届けます。実際には、泊まる人の多くはレンタカーで行き、ブライスのゲートでは車1台につき約35ドル(7日間有効)がかかります。16歳以上の海外からの旅行者は、さらに1人100ドルの非居住者料金が必要です。道路については自分で運転する場合のページで、ゲートでの計算は入園料のガイドで解説しています。
長い1日で十分なら
National Park Expressは約13時間で両方の公園をまわり、ラスベガスのホテル15か所から送迎、フードゥーを見下ろすピクニックランチ付きで、料金は約219ドルから。レンタカーも外泊も不要で、24時間前まで無料でキャンセルできます。
Bryce Canyon City発の現地ツアー
ブライスに1泊すれば、公園そのものから出発する2つのツアーに参加できます。Bryce Canyon Scenic Toursのガイド付き3時間周遊ツアー(約85ドルから)は、Viatorで1,220件、GetYourGuideで945件の口コミがあり、評価は4.9です。最大12人がミニバンに乗り、車内には水と軽食も用意されています。ルートはFairyland Canyonでの短い散策に、Natural BridgeとInspiration Pointを組み合わせたもの。ブリッスルコーンパインとThor's Hammerも行程に入っています。弱点は、最初に目にする料金です。Viatorの料金には公園料金が含まれていませんが、GetYourGuideでは料金込みで約109ドルと表示されているので、同じ条件で比べてください。
Bryce Canyon Stargazing(約59ドルから)は、望遠鏡とレーザーポインターを使った1.5時間の観察会を開いていて、会場にはトイレもあります。寒さ対策に椅子とブランケットが用意され、温かい飲み物も出ます。Bryce Canyon Cityのいくつかのホテルからは任意のシャトルで送迎してもらえます。評価はどちらの予約サイトでも4.5です。弱点は空そのもの。雲や明るい月があると望遠鏡で見えるものが減り、晴れた夜になると約束できる人はいません。
ラスベガスから3日間で
運転がネックになっているなら、Empire Vacationsの3日間ツアー(約590ドルから)が、ホテル2泊でそれを引き受けてくれます。ミニバスで4つの公園を結び、ブライスとザイオンに加えてアンテロープキャニオンとグランドキャニオンも訪れます。ガイドはスペイン語とイタリア語も話します。集合場所はLuxorで、GetYourGuideでは257件の口コミで評価4.7です。掲載情報には入場料込みとありますが、海外からの旅行者は、それに非居住者料金も含まれるのかを確認しておきましょう。弱点はペースの速さ。3日で4つの公園となると、それぞれ数時間ずつで、あいだには長い移動があり、食事は別料金です。ストリップ地区を離れて夜を過ごせますが、ブライスで日の出が見られるとは限りません。
ザイオンが目当てなら
ザイオンでは、1泊することの意味はさらに大きくなります。看板となるハイキングは、ツアーには収まらないからです。暗い砂岩の壁のあいだをバージン川に沿ってさかのぼるThe Narrowsは、それだけで丸1日かかり、Angels Landingには許可証が必要です。私たちが比較した日帰りツアーにはどちらも含まれていません。それらのツアーで何ができるのかはザイオン立ち寄りのページで説明しています。

日帰りツアーと、もっと長い滞在を比べると
| 選択肢 | 料金 | ブライス滞在 | 見られる光 | 車の必要性 |
|---|---|---|---|---|
| National Park Expressの日帰りツアー | 約219ドル | 約1.5時間 | 昼前か昼ごろ | 不要 |
| MarVit Toursの日帰りツアー | 約229ドル | 約2時間 | 昼前か昼ごろ | 不要 |
| Bryce Canyon City発の3時間周遊 | 約85ドル | ガイド付き3時間+自由時間 | 滞在の仕方しだい | たいてい必要 |
| 公園近くでの星空観察 | 約59ドル | 日没後に1.5時間 | 夜空 | たいてい必要 |
| Empire Vacations(3日間) | 約590ドル | 数時間 | スケジュールしだい | 不要 |
たいていの人にとっては日帰りツアーがシンプルな答えで、写真好きやハイカーにとっては1泊するほうがいい答えです。日程を決める前にブライスキャニオン日帰りツアーのベストシーズンを読んでおいてください。冬のリムの夜は0°Cをかなり下回ります。重ね着については持ち物ガイドで、各ツアーの比較は料金の内訳で紹介しています。